一律のプリントより、個の課題に向き合う指導
中間・期末試験の対策として、全員へ一律の「要点プリント」を配って暗記させるような詰め込み型の指導は行われていません。その代わりに、子ども一人ひとりの今の課題を見つめ、成功体験を積み重ねていく方法が取られています。学力診断テストも合否を判定するものではなく、現状の学力を推し量り授業に活かすための材料として使われています。全ての子どもたちにそれぞれの力が眠っているという考え方が、指導の前提にあります。
「7つの習慣」を基にした「7HJ」が必修プログラムとして組み込まれている点も、この個への向き合い方と重なっているようだ。高校生に限っては「7HJ」のみを単科で受講することもできる。
2002年開校、地域に根ざした20年以上の歩み
未来教育ゼミが開校したのは2002年、代表の出村耕基氏が子ども時代を過ごした灘区水道筋です。神戸市東部の中堅学習塾で約20年勤務した後、阪神・淡路大震災を経験し、地域の普通の人々が発揮したリーダーシップに衝撃を受けたことが開校の背景にあります。「個人の力とまわりと協力する力を同時に養うべき」という確信のもと、教室運営が続けられてきました。塾講師としての経験は30年以上に及びます。
正直、震災の経験を教育観の転機として語る取材内容には、説得力があると感じた。
幼児から中学生まで、年齢に応じたコース
幼児から中学生までを対象に、学研教室によるG0クラス(国語・算数、火・金14:30〜18:00、月謝9,680円)など複数のコースが用意されています。学年ごとに教科構成や指導内容が異なり、成長段階に合わせた学びが提供される仕組みです。
学歴偏重への問い直しから生まれた教育観
受験教育・学歴社会偏重の在り方への疑問が、未来教育ゼミの原点にあります。エリートと呼ばれる立場ではなく、地域の普通の人々が力を発揮した経験が、この問い直しのきっかけになったといいます。

