米から手をかける、雀荘らしからぬ食へのこだわり
雀荘の食事といえば簡単な軽食を思い浮かべるが、麻雀クラブ 大成は少し違う。使う米はオーナー自らが産地まで出向いて選んだもので、仕込みから配膳まで店内の厨房で完結させている。看板は牛すじをたっぷり煮込んだかつカレーで、来店客のおよそ7割がこれを注文するという。大阪府豊中市の庄内にあるこの店では、腹ごしらえだけを目当てに立ち寄る人もいるほどだ。
品数は30種類を上回り、和風天津飯や大成カレーなど、対局の途中でも食べやすい顔ぶれがそろう。長い勝負の合間に温かい一皿が入ると、途切れかけた集中が戻ってくる。注文から配膳までのあいだも卓を離れずに済むので、ゲームの流れを止めずに小腹を満たせる。個人的には、ここまで米の仕入れに手をかける雀荘の話は初めて聞いて、見方が変わった。
天井が高く見通しのよい18卓の空間
料理と並ぶもう一つの顔が、ゆとりのある店内だ。天井が高く、全自動卓を18台据えてもなお余裕がある。隣の卓との間隔が保たれているため、仲間との会話に夢中になっても周囲が気になりにくい。昭和52年から続く店らしい落ち着きを残しつつ、掃除は行き届いている。
金銭を賭けず煙草も吸わない健康麻雀を掲げているぶん、煙の苦手な人でも息苦しさを感じにくい。女性が入りやすいよう、トイレは男女別で清潔に整えた。半日を過ごす前提の貸卓だからこそ、この居心地が後半まで効いてくる。
庄内駅から徒歩4分、夜更けまで通える立地
店は阪急宝塚線の庄内駅から歩いて4分ほどの近さにある。梅田からでも電車でおよそ10分と、仕事帰りに寄るにも都合がよい。車で向かう人には無料の駐車場が10台分あり、24時までの営業と合わせて夜遅くまで卓に向かえる。長時間でも負担が膨らみにくいサービスタイムや打ち放題もあり、食事とあわせて一日を過ごせる一軒だ。


