まず楽しさ、その先に成長がある
体を動かす機会が生活の中で減っている今、子どもの運動不足を気にかける家庭は多い。埼玉県草加市の一般社団法人みずのスポーツクラブは、そうした声に応える教室として、年齢や経験、目標に合わせたレッスンを用意している。運動を通じて挑戦する楽しさを感じてもらうこと。最後までやり遂げる力を育てること。この二つを両輪に据えている。
仲間とともに励まし合い、成功体験を積み重ねていく。その環境の中で子どもは少しずつ変わっていく。「できた」という喜びを一つずつ重ねる時間を大切にしているのが、この教室らしさだと感じた。無理に背伸びをさせるのではなく、その子のペースで一歩を踏み出せる設計になっている。
器械体操が養う多面的な力
レッスンの柱となる器械体操は、マットや跳び箱、鉄棒など多様な器具を使う種目だ。器具ごとに異なる身体の使い方が求められるため、筋力やバランス感覚をはじめ幅広い運動能力を養える。初心者でも安心して取り組めるよう、基礎から段階的に指導するカリキュラムが組まれている。安全面への配慮も欠かさない。
バランス感覚を育てることにも力を入れている。片足立ちや平均台、マット運動を継続することで、姿勢を保ち体を支える力が身についていく。体勢を立て直す力にもつながると期待される要素だ。跳ぶ・回る・支えるといった動きを繰り返すうちに、体の使い方が自然と定着していく流れになっている。
主体性を引き出す関わり方
一般社団法人みずのスポーツクラブが指導で貫いているのは、子ども自身の主体性を育むことだ。運動を通じて自分で考えて行動できるようになること。それが社会で活躍するための成長につながるという考えがある。コーチはすぐに答えを渡さず、どう動けばいいかを子ども自身に考えさせる時間を残す。
挑戦を重ねれば、成功も失敗も経験する。その繰り返しの中で自らの成長を掴んでいく。運動が苦手な子や人見知りの子でも馴染めるよう、一人ひとりの個性に向き合いながらそれぞれのペースを尊重している。楽しみながら人として育つ。そのための環境を地域とともに整えている姿勢が印象に残った。所在地は草加市新栄1丁目44-3、問い合わせは048-943-5750で受け付けている。


